何が変わるのか

Windows 10は、あらゆるデバイスの共通のコアとして搭載され、Windowsストアも1つに統合されます。
それにより、Windowsストアを経由して入手したアプリは、あらゆるデバイス(パソコン、タブレット、スマートフォンなど)で動作するユニバーサルアプリになります。

Windows 10 を搭載したスマートフォンに、Bluetooth(ブルートウース)接続のキーボードとマウス、HDMI(エイチ・ディーエム・アイ)でディスプレイと接続すれば、デスクトップパソコンのように使うこともでき、使い慣れたキーボードとマウスを利用し、大画面でWordなどのソフトを利用できます。

無料でアップグレード

Windows 8.1やWindows 7の基本ソフトを利用しているユーザーは、公開から1年間に限り無料でアップグレードできます。
※1年後は有料になるとのことです。
※利用しているソフトがWindows 10に対応しているか確認する必要があります。
 

Windowsをサービスとして提供

Windows 10以降の基本ソフトは、次期メジャーバージョンの公開を待つことなく、Windows 11や12に相当するアップデートが次々と提供されます。
その為、今後はメジャーバージョンにこだわる必要がなくなります。
このような変化を遂げた次世代のWindows OSがWindows 10です。


スタートメニューとライブタイルの融合

Windows 8 では、【スタート】ボタンとスタートメニューが廃止され、Windows8.1では【スタート】ボタンが復活しましたが、Windows 10ではスタートメニューが復活します。
この変更により、Windows 10では、デスクトップ画面から起動し、スタート画面を経由しないで操作できるようになります。従来のWindows 7に近くなったといえます。

<画面サンプル> 
スタートメニュー

スタートメニュー


Windowsストアアプリはウィンドウ表示

Windowsストアアプリは、デスクトップアリと同じようにウィンドウ表示できます。
タイトルバーの[最大化][最小化][閉じる]ボタンも利用できます。この変更により、デスクトップアプリとWindowsストアアプリを並べて操作できるようになります。

<画面サンプル> 
Windowsストアアプリ


アプリの4分割スナップ

アプリの配置「スナップ機能」も強化され、上下左右に4分割でアプリを隙間なくレイアウトできるようになります。
4分割されたデスクトップの余った領域には、バックグラウンドで動作しているアプリのサムネイルも表示できます。
ディスプレィの解像度が2分割で1,366×768、3分割で1,600×900以上なければ利用できません。
※4分割利用時の解像度については未発表です。


タスクビュー

[スタート]ボタンの右側には[検索]ボタンが表示されます。
その右側の[タスクビュー]ボタンをクリックすると、起動しているアプリやファイル、仮想デスクトップのサムネイルを大き<一覧表示できます。

<画面サンプル> 
タスクビュー


タブレットモード/デスクトップモード

タッチパネルに適した「タブレットモード」とマウスとキーボードに適した「デスクトップモード」の2種類のモードが用意され、アプリやスタート画面、コンテキストメニューの表示が変化します。

◆タブレットモード

タブレットモードでは、タッチ操作が行いやすいように、全画面のスタート画面が表示されます。

◆デスクトップモード

デスクトップモードでは、マウスやキーボード操作がしやすいように、デスクトップ画面に「スタートメニュー」が表示されます。


2in1デバイスでの操作性改善

2in1デバイスでは、キーボード、マウス、タッチ操作をスムースに切り替えて違和感なく操作できるようになります。
※2in1デバイスとはパソコンとタブレットの両方の操作性を実現したパソコンです。
出かける時には液晶ディスプレィ部分を取り外してタブレットとして利用でき、戻ってくればキーボード部分とドッキングしてパソコンとして使えます。


ハイレゾ音源の再生

Windows Media Playerでハイレゾ音源(FLAC形式やApple Lossless形式)を標準でサポートしました。
FLAC形式などのファイルをダブルクリックしてみると、普通にWindows Media Playerが起動して再生されます。

<画面サンプル> 

ハイレゾ音源の再生
 

ハイレゾ音源の再生


チャームが廃止

Windows 8以降のOSから搭載された、画面右端から左にスライドすると表示されるチャームが廃止されました。
マウス利用時には大変使いづらいものでした。


コントロールパネルとPC設定の統合

Windows 8.1では、デスクトップ画面での設定はコントロールパネル、メトロインターフェイス画面での設定は「PC設定」と、設定に関するセクションが2か所に分かれていましたが、
Windows 10では、コントロールパネルとPC設定が廃止され、新しい「PC設定」に変わります。

<画面サンプル> 
コントロールパネルとPC設定の統合




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